はじまりのコップ 左藤吹きガラス工房奮闘記 木村衣有子
えータイトルからは何の本かわかりづらい本ですねー
僕がこの本を買った理由は起業について知りたかったからです。
本屋さんに行くとカフェは飲食店などをどうやって起業するかという本は
たくさんありますが、
職人になるにはと書いた本はなかなかないと思います。
職人になりたい人にはおすすめしたい本です。
またものを作る人の気持ちにも気づけるので商売をしている人にも
おすすめです。
左藤さんは千葉県で吹きガラスでコップやお皿などを作っておられます。
この本には左藤さんの大学時代から現在までの生き方が書かれています。
まず本の書き方ですが普通の本と比べ書き方が変わっています。
木村さんが取材した内容そのまま書かれています。
その中に木村さんの気持ちや左藤さんの紹介が書かれています。
でもこの本インタビュー形式では書かれていません。
そこが絶妙で読みやすい本になっています。
インタビューだと話し言葉がいっぱいでてきますが
この本はそうならずうまくまとまっています。
さて内容ですが、
左藤さんは今吹きガラスをやっていますが、
まっすぐ吹きガラス作家(職人)を目指した人でなく
ごく普通の人です。
左藤さんの紆余曲折した人生はとても読み応えがあり、
改めて職人とはアーティストになるにはこういうものなんだと
新鮮な気分になると思います。
ぜひ手に取って読んでみてください。